世界中で与那国島のみに生息する大型種です。
生息地でも他のクチキコオロギより局所的にしか見られないので、小笠原を除くと最も入手の難しいクチキコオロギとなります。
ヤエヤマクチキとは良く似ていますが、飴色掛かる個体が多く、視覚的鑑賞にはより優れていると思います。
サイズに関しては、文献によると、ヤエヤマクチキより、若干小さい程度となっていますが、あくまでも、“最大サイズの個体”はヤエヤマより少し小さいと言った感じで、種全体で平均値を見ると、リュウキュウクチキと殆ど変わらないボリュームです。
野生では周年発生と考えられているようですが、やはり10-11月が多いようです。飼育下では、成虫の段階で1年以上生きることもあります。鳴き声はクチキコオロギ類に共通して寂しげ。“グリー・グリー”と鳴きます。
声もヤエヤマとよく似ており、聞き比べなければ分からない程度ですが、クチキコオロギ類全体で、最も、音声のアクセントがしっかりしており、音質もやや高いようですので、クチキ好きな人にとっては、一番良い音色に聞こえると思います。
当商品は幼虫です。
基本的に雌雄バランスのよい種ですが、現段階での判別は困難なため、未判別となりますことをご了承下さい。